ゴルフや野球のバッティング動作など
身体を回すスポーツでは、よく腰を回せといわれますが
本来の身体の構造上はたしてそうなのでしょうか?
身体の構造を考えて、動きを出さなければならない所を意識して
動かすことにより怪我の頻度も減り
長くスポーツを楽しむことが出来るはずです。
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【身体を回すには、上半身オープナーエクササイズ】
~ここを動かそう!胸の背骨を柔軟に~
①横向きの姿勢で寝る
・肘を曲げ、枕のようにして頭を置く
・股関節から約30度、前方に両足を前に出す
・膝を軽く曲げる
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前方に両足を出す
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②片手を胸の前に伸ばす
・肘は、しっかりと伸ばす
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③半円を描くように天井方向に手を動かしていく
・目線は動かす手の指先を追う
・お臍は正面向いたままで行う
・骨盤が動いてしまわないように注意する
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※バリエーション
・動かす手を後頭部に置き、動作を行う
⇒より強力に胸の骨を回旋する
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【上半身オープナーが怪我の予防に繋がるのは】
上半身オープナーのエクササイズは
胸の骨の回旋という動きを改善する運動となります。
本来スポーツ動作で身体を回すという動きは
正しくは股関節と胸の骨の動きが主の動きとなります。
その中で股関節を考えなければ
上半身の身体を回す動きは、胸の骨が作り出さなければなりません
ですが、現代の生活様式や社会背景により
胸の骨は丸まりが強くなり、猫背の姿勢の方が多く
胸の骨の動きが出にくくなっているのが現状です。
その状態で身体を回そうと思うと
本来、骨自体に回す動きがない腰の骨で回そうとしてしまったり
丸まっている状態で関節に負担のかかっている胸の骨を
無理やり動かしてしまい
関節を傷めたり、腰痛の症状を発生させたりする可能性があります。
そこで本来の動きを胸の骨で作り出してやることにより
腰への負担や胸の骨の関節面への負担を減らし
それが怪我の予防や改善に繋がります。
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【まとめ】
今回は、胸の骨を回すという動きに着目しました。
やり方は簡単
・横向きで寝て
・手を動かして胸の骨を誘導していく
というエクササイズでした。
なかなか胸の骨を動かすのって難しいです
ある程度、身体を固定して行わないと
色々なところが動いてしまい純粋な胸の骨の動きが出ず
自身でコントロールできない事が多いです。
そこで横向きで
身体の半身を床に固定してあげて
行うことにより、生活の中で意識できない胸の骨の動きを
自身でコントロールしながら動かすことができます。
マスターして
動きの中でも色々な関節と複合して
身体を回す動きを作りパフォーマンスアップや怪我の予防・改善を
目指して動かしてみましょう!!
【関節の豆知識】
関節には
スタビリティ関節:安定が得意な関節
モビリティ関節:動きが得意な関節
(スタビリティ関節)
・足部 ・膝関節
・仙腸関節/腰椎:骨盤と腰の骨の関節
・肩甲胸郭関節:肩甲骨と肋骨との関節
・肘関節 ・頸椎:首の骨
(モビリティ関節)
・足関節 ・股関節
・胸椎:胸の骨
・肩甲上腕関節:肩の関節
・手関節
スタビリティ関節とモビリティ関節を書き出してみました。
・基本的に交互に存在しています
スタビリティ関節の次はモビリティ関節のように
・スタビリティ関節に動きが出すぎていたり
モビリティ関節が動かなかったりするとエラー動作となり
怪我の原因の一つとなります
自身でも動く関節は動いているのか?
安定の関節は動きが過剰に出ていないか?
確認してみてください。
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