プールのすすめ!いちから泳げるようになろうVOL.12(平泳ぎ 平泳ぎキック編)なぜ平泳ぎのキック動作は難しいのか?

いよいよ日本にも暑い夏がやってきました

夏と言えば、海・プールと水に触れ合う機会が沢山あります

そんな開放的な季節を楽しく過ごすため、また自身の身を守るためにも

泳げる!または水に慣れるという事は、とても重要ですね。

特に平泳ぎは長い時間、泳げる遠泳に向いた泳法です。

自身の身を守るためにも必須の泳法です。

では、段階を踏んで泳げるようになる過程を見て

ステップアップしていきましょう

スポンサーリンク

【なぜ平泳ぎのキックは難しいのか?】

平泳ぎのキックが難しいわけ

①足首曲げるのが難しい

②足の動かし方が難しい

③足首を曲げたまま動かすのが難しい

難しい理由は、ずばり足首曲げることが難しい

特に、この3つ解決していきましょう!!

【①足首を曲げるのが難しい】

いままでクロール・背泳ぎと習得した中で

足首は常に伸ばせ伸ばせと言われていましたが

平泳ぎは足の裏で水を押すため足首曲げないといけません

全く反対の事をするため難しいんです。

(解決方法)

安定した状態や鏡などの確認しながらの練習を行い

どのような感覚で動かすのかを覚えていく

(どうするのか)

・まずは目で見て、足首を曲げる練習をする

(目で確認することにより感覚を覚える)

・足首を曲げた状態で、足先(親指)を外側に開く練習をする

(目で確認し、さらに足の形を覚えていく)

座って足首の練習
足首曲げて外側に向ける

【②足の動かし方が難しい】

クロールや背泳ぎのように単純に上下に動かすのではなく

円を描くように動かすために難しい

(解決方法)

・座って一連の動作を行う

(ひとつひとつの動作は止めていいので、正しい形や動かし方を確認する)

足首の確認
踵が壁に付くまで
膝を曲げる
足首曲げたまま伸ばす
足を閉じる

・プールサイドでうつ伏せになり一連の動作を行う

(安定した状態で泳ぐ姿勢に近づけた練習を行う)

踵を、お尻の上に寄せる
足首曲げたまま膝伸ばす
足を閉じ足首伸ばす

【③足首を曲げたまま動かすのが難しい】

実際の練習では、お尻が下がりやすく

慌ててしまい足首に意識が

抜けやすくなり身体全体が沈みやすくなってしまう

(解決方法)

・補助具を使い安定した状態で練習する

・まずは、ゆっくりと動かす

・足のタイミングを意識する

(1・2でゆっくり足をお尻に引きつけ、

     3で閉じるところまで早く動かす)

お尻の上に踵寄せる
股関節・膝を伸ばす
足を閉じる所まで一気に動かす

・補助具無しで行う

(より泳ぐ姿勢に近づいた練習、足のタイミングが重要)

お尻の上に踵を引き寄せる
足を閉じる所まで速く動かす

【平泳ぎのキックが難しい根拠】

今まで足首を伸ばす事を教え続けられる中で

ほかの泳法で唯一、

足首を曲げ足の裏で水を押さなければならないのが

平泳ぎです。これは難しいの当然ですよね

また、お尻の方に足を引きつける動きもあるために

下半身全体がムチャクチャ下がります。

そのことにより慌ててしまい

上手く動かせないのも一です。

そこでのポイントは、足を引き寄せる時はゆっくり行い、

水中は出来るだけ速く、足を閉じるところまで動かすことを

注意しましょう。足を動かす中でメリハリが出来ます。

※イメージは真っすっぐ引き寄せて、真っすぐ蹴るです。

(親指を外側に向け足首を曲げるため、自然と半円を描けるキックとなる)

1・2でゆっくり足寄せる
真っすぐ蹴りだす
3で足を閉じる所まで速く

【まとめ】

平泳ぎのキックが難しい理由

簡単に説明させていただきました。

足首を曲げるのが難しい!

まずは視界の中で動かして、

足首曲げる感覚を養うことにより

解決しましょう

足を動かし方が難しいは

これも同じく視界の中で動かすのが重要です

そのうえで一つ一つの動作を

分解して動かすことで習得できます。

足首を曲げたまま動かすのが難しい!

まずは安定した状態を作成し、

徐々に不安定要素を足していく

キックのリズムも意識して完成させましょう。

簡単なポイントですが

慌てて動かしてしまい間違ったことをしやすいです。

感覚を大事にして進む力を得ましょう!

足首曲げて動かすのは難しいですがタイミングも覚えましょう。

溺れてしまうなどの水難事故でも

平泳ぎは遠泳に向いていて

自分を守る最大の武器となります。ぜひ覚えましょう。

あとは水の豆知識

【水の特性】

①浮力がある

浮力により体重による負荷を軽減できます。

腰まで浸かると⇒体重の負荷は50%~60%に

胸まで浸かると⇒体重の負荷は約30%

肩まで浸かると⇒体重の負荷は約10%

普段、陸上でかかる体重負荷が水に入るだけで

こんなにも軽減されます。関節にかかる負荷が減るという事にも

繋がるため、膝や腰が悪い方にも優しい環境です。

②抵抗がある

水の密度は空気の約800倍です

また動きに対する抵抗が大きくなるため、

地上のように早く動くことが

できません。早く動かせば抵抗が大きくなり、

ゆっくり動かせば抵抗が減ります。

どの方向の動きにも抵抗が掛かるため動きの強化に役立ちますし

水の中で動くだけで普段の生活より強度が上がるため

何をしても筋トレとなります。

最高!!

③水温がある

非常に速いスピードで体温が奪われる環境です

そのことにより体温調節機能が鍛えられ、

なんと免疫機能の向上も見込めます

水中活動は自律神経にも良い効果があります。

冷たい刺激により体の様々な機構が働き身体を元気にしてくれます

体温維持するためにカロリー消費も多くなりダイエット効果も期待できますね

④水圧がある

水中では常に水圧がかかっています

水中では心臓から送り出される血液量は陸上の1.5倍!!

血液循環が良くなり、水深が深くなると当然水圧も上がるため

ふくらはぎからの血液の戻りが良くなり浮腫みの改善も見込めます

常に水圧がかかっている状態では

自然に息を吐くことが難しく自身の意思で息を吐くことになり

呼吸筋も鍛えることができます。

最近では優秀なギアが沢山あります。

見た目から入るのも、ひとつの手です。いろいろと見てみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました