プールのすすめ!いちから泳げるようになろうVOL.13(平泳ぎ 平泳ぎの手の動作編)なぜ平泳ぎの手は進まないのか?

いよいよ日本にも暑い夏がやってきました

夏と言えば、海・プールと水に触れ合う機会が沢山あります

そんな開放的な季節を楽しく過ごすため、

また自身の身を守るためにも

泳げる!または水に慣れるという事は、とても重要ですね。

特に平泳ぎは長い時間、泳げる遠泳に向いた泳法です。

自身の身を守るためにも必須の泳法です。

では、段階を踏んで泳げるようになる過程を見て

ステップアップしていきましょう

スポンサーリンク

【なぜ平泳ぎの手は進まないのか?】

平泳ぎの手の動作が難しいわけ

①手を大きく動かしてしまう

②手の動かし方が難しい

③どこに力を入れたらいいのか分からない

難しい理由は、ずばり水中で動かさなければならないのが難しい

特に、この3つ解決していきましょう!!

【①手を大きく動かしてしまう】

平泳ぎ=カエル泳ぎのイメージがありますよね

そのイメージがあると、どうしても大きく動かしてしまいます。

そのため難しいんです。

(解決方法)

安定した状態や鏡などの確認しながらの練習を行い

どのような感覚で動かすのかを覚えていく

(どうするのか)

・まずは目で見て、手を回す練習をする

(目で確認することにより感覚を覚える)

・肩幅まで手を開き、小さく閉じる練習をする

(顎の下で手を合わせ、肘もくっつけるようにする)

立ったままで練習(開く)
立ったままで練習(閉じる)
顔つけて練習(開く)
顔つけて練習(閉じる)

【②手の動かし方が難しい】

水中で手を動かすため、

すべての動きに抵抗がかかります。

そのため難しいように感じます

(解決方法)

・補助具を使い、手を肩幅に開く練習をする

(ひとつひとつの動作を分解して、正しい形や動かし方を確認する)

補助具に手を置いて(開く)
補助具に手を置いて(閉じる)

・肩幅に手を開いたところから、

 顎の下に向かって手を閉じる練習をする

(顔は水につけたままで視界の中で手を動かす練習をする)

視界の中で開く
視界の中で閉じる
開いたところから顎の下に向けて一気に閉じる(大きく~小さく)

【③どこに力を入れたらいいのか分からない】

上記しましたが、水の中で手を動かし続けるので

力を入れる、抜く部分を明確にしメリハリをつけることが大事です。

(解決方法)

・補助具を使い安定した状態で練習する

・まずは、ゆっくりと動かす

・手を回す時は、手の平を後ろに向けたまま動かし

 手の平に水の重たさを感じる

・手のタイミングを意識する

(1・2でゆっくり肩幅まで手を開き、

  3で顎の下で手を合わせるように、閉じるところまで早く動かす)

視界の中で開く
閉じる所で顔上げる

・補助具無しで行う

(より泳ぐ姿勢に近づいた練習、手のタイミングが重要)

ゆっくり開いて
出来るだけ速く閉じる

【平泳ぎの手が難しい根拠】

今までの泳法はっ水の中の手、水の外の手がありますが

ほかの泳法で唯一、すべての動きを水中で行うのが

平泳ぎの手です。これは難しいの当然ですよね

また、カエル泳ぎのイメージがあるため

ムチャクチャ大きく手を回してしまいます。

そのことによりタイミングがずれ

上手く泳げないのも難しい一因です。

そこでのポイントは、手を肩幅に開くときは、ゆっくり行い、

水中は出来るだけ速く、

顎の下に向かって手を閉じる、肘と肘も合わせる

ことに注意しましょう。手を動かす中でメリハリが出来ます。

※イメージは大きく開いて、小さく閉じるです。

必ず伸びた姿勢から
ゆっくり開く
一気に閉じる

【まとめ】

平泳ぎの手が進まない理由

簡単に説明させていただきました。

手大きく動かしてしまう!

まずは視界の中で動かして、

手を動かす感覚を養うことにより

解決しましょう

手の動かし方が難しいは

これも同じく視界の中で動かすのが重要です

そのうえで一つ一つの動作を分解して

動かすことで習得できます。

肩幅まで手を開き、そこから顎の下に向かい

手を合わせるように

肘まで閉じることが大事です。

どこに力を入れたらいいのか分からない!

まずは安定した状態を作成し、徐々に不安定要素を足していく

肩幅までゆっくり開き、閉じる所は出来るだけ速く閉じます。

手の平を後ろに向けることも忘れずに

(1・2でゆっくり開き、3で速く閉じる)

簡単なポイントですが

慌てて動かしてしまい間違ったことをしやすいです。

感覚を大事にして進む力を得ましょう!

水中で、ずっと手を動かすのは難しいですが

タイミングも覚えましょう。

溺れてしまうなどの水難事故でも

平泳ぎは遠泳に向いていて

自分を守る最大の武器となります。ぜひ覚えましょう。

あとは水の豆知識

【水の特性】

①浮力がある

浮力により体重による負荷を軽減できます。

腰まで浸かると⇒体重の負荷は50%~60%に

胸まで浸かると⇒体重の負荷は約30%

肩まで浸かると⇒体重の負荷は約10%

普段、陸上でかかる体重負荷が水に入るだけで

こんなにも軽減されます。関節にかかる負荷が減るという事にも

繋がるため、膝や腰が悪い方にも優しい環境です。

②抵抗がある

水の密度は空気の約800倍です

また動きに対する抵抗が大きくなるため、

地上のように早く動くことができません。

早く動かせば抵抗が大きくなり、ゆっくり動かせば抵抗が減ります。

どの方向の動きにも抵抗が掛かるため動きの強化に役立ちますし

水の中で動くだけで普段の生活より強度が上がるため

何をしても筋トレとなります。

最高!!

③水温がある

非常に速いスピードで体温が奪われる環境です

そのことにより体温調節機能が鍛えられ、なんと免疫機能の向上も見込めます

水中活動は自律神経にも良い効果があります。

冷たい刺激により体の様々な機構が働き身体を元気にしてくれます

体温維持するためにカロリー消費も多くなり

ダイエット効果も期待できますね

④水圧がある

水中では常に水圧がかかっています

水中では心臓から送り出される血液量は陸上の1.5倍!!

血液循環が良くなり、水深が深くなると当然水圧も上がるため

ふくらはぎからの血液の戻りが良くなり浮腫みの改善も見込めます

常に水圧がかかっている状態では

自然に息を吐くことが難しく自身の意思で息を吐くことになり

呼吸筋も鍛えることができます。

最近では優秀なギアが沢山あります。

見た目から入るのも、ひとつの手です。いろいろと見てみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました