猫背!よく聞く言葉です。
デスクワークの増加やスマートフォンの普及で
何かと視線が落ちてしまう、ご時世
猫背がきっかけで、いろいろな不調が起こることがあります。
仕組みを知って予防改善していきましょう。
猫背とは
背中が丸まり、頭が前に落ちた姿勢です。
筋肉のアンバランスが起こっていて、この状態を「上位交差症候群」
と呼びます。
猫背の特徴
・不良姿勢で起こりやすい
・肩こりや頭痛の一因
・肩甲骨の動きの問題が起こりやすい
・その他の不良姿勢と併発しやすい
猫背が発生する機序
①座位姿勢が続き、骨盤が後ろに倒れてしまう
②骨盤が後ろに倒れることにより、背中の丸みが強くなる
③キーボードを打つなど、身体の前での作業が増えると肩が内巻きになり
前方で固定される
④肩が内巻きになる事により、頭が前方に落ちてしまう
⑤さらに集中すると画面に顔が近くなり、さらに頭が前に落ちる
猫背による筋肉の状態
(短縮している筋肉)
・後頭下筋群:首の後ろ側、頭の付け根に位置する筋肉
・肩甲挙筋:肩甲骨上部から首の骨につく左右一対の筋肉
・大胸筋:胸の筋肉
・小胸筋:大胸筋の下で肋骨から肩甲骨に付く筋肉
・斜角筋:首の側方、鎖骨から首の骨に付く筋肉、寝違いよく起こす筋肉です。
・胸鎖乳突筋:首の側方から前方を通り鎖骨に付く筋肉
(伸長している筋肉)
・僧帽筋中部:胸の背骨から肩甲骨中部に付く筋肉
・僧帽筋下部:胸の背骨から肩甲骨下部に付く筋肉
・脊柱起立筋:骨盤から体幹後面を走る筋肉、めっちゃ重要
改善方法は
短縮している筋肉
⇒ストレッチして正しい長さを獲得する
伸長している筋肉
⇒弱化して伸長しているのでエクササイズを行い
正しい姿勢をキープできる筋力を養う
猫背予防エクササイズ2選
今回は伸長している筋肉に対して
姿勢維持の筋肉を養い正しい姿勢の下地を作るエクササイズ
を2つ紹介します。
①バンザイエクササイズ
僧帽筋下部を鍛えるエクササイズです。
1:座位の状態でバンザイする
2:肩の関節だけ使い、後ろに手を動かす
※肘が曲がらないように体が左右に前後に揺れないように注意する
②キャット&ドッグエクササイズ
脊柱起立筋を鍛えるエクササイズ
1:四つ這いの姿勢を取る
2:おへそを覗き込むように背中を丸める
3:天井を見るように背中を反らせる
※一部分の動きにならないように背骨全体を使って動かす
まとめ
猫背は現代病と呼ばれる
すべての不良姿勢の卵です。
どのような機序でなるのか認識して普段から
そのような状態を避けることが大事です。
エクササイズも併せて行うことにより予防だけでなく
改善も行えます。ぜひ動きましょう。
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