プールのすすめ!いちから泳げるようになろうVOL.10(背泳ぎ 背浮ぎの手の動き編)なぜ背泳ぎの手は上手くいかないのか?

いよいよ日本にも暑い夏がやってきました

夏と言えば、海・プールと水に触れ合う機会が沢山あります

そんな開放的な季節を楽しく過ごすため、また自身の身を守るためにも

泳げる!または水に慣れるという事は、とても重要ですね。

特に背泳ぎは自身の身を守るためにも必須の泳法です。

では、段階を踏んで泳げるようになる過程を見てステップアップしていきましょう

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【なぜ背浮の手は上手くいかないのか?】

背浮き手が進まないわけ

①水の上の手が曲がりやすい

②手を回す時に水が鼻から入る

③水の中の手が見えないので難しい

難しい理由は厳選しました

この3つです。それぞれ解決していきましょう!!

【①水の上の手が曲がりやすい】

水の上の手は視界に入り修正しやすい手ですが

真っすぐ伸ばすのって距離感があり意外と難しいんです。

(解決方法)

目で見てまずは確認しながらの練習を行い

どのような感覚で動かすのかを覚えていく

(どうするのか)

・プールサイドに仰向けに寝て手を動かす

※指先は遠く通し腕で耳を擦り

 水中に手を入れ太もも叩くまで水を押す

・プールサイドで仰向けになり泳ぐ姿勢に近づけて

 足を動かしながら手を動かす

※片手から両手で(両手の場合は太もも叩いたら、すぐ手を上げる)

床の上で手の練習
床を添わせながら水の中の手を覚える

【②手を回す時に水が鼻から入る】

顔が水面上に出たまま、泳ぐので水しぶきや自身の泳いだ波で

顔に水がかかったり、鼻から水が入りやすくなる。

(解決方法)

・あご先を水面につけておく

(鼻の向きが少し下を向き、水が入りにくくなる)

・鼻から水を吐く

(クロールと呼吸方法は同じで鼻から息を吐き、口から吸う

        このようにすると鼻から水が入りにくくなる)

・呼吸のタイミングを意識する

(片方の手が水面上に出る時に息を吐き、水を押す時に息を吸う)

※息を吐くことで鼻から水が入るのを防ぐ

【③水の中の手が見えないので難しい】

身体の真横を手の平が後ろを向いた状態で太ももまで押す感覚を養う

(解決方法)

・補助具を使い安定した状態で練習する

・水の上は、ゆっくり回し 水の中は速く太ももまで押す

・深い所は手を回さずに、身体の真横の浅いところ手を回す

お腹とビート板をくっつけて
浮き具をつけて、お腹下がらないように

【背泳ぎの手が難しい根拠】

顔が上がっている状態で泳ぐので

はなから顔をつけて泳ぐほかの泳法と違い、

いつでも呼吸できる安心感の反面

どうしても顔を水面上に大きく出したくなります。

それにより足が下がり上手くできないことが一因

また、手を回すだびに水しぶきが上がるので

顔に水がかかり不快な状況となってしまう

指先遠く回すや、耳を擦るなど感覚を覚える

あとはレベルアップで手のタイミングを意識したりと

泳ぐ姿勢に近づけていきます。

そこでのポイントは水上の手は、ゆっくり回し、

水中は速く太もも叩くまで押すことを

注意しましょう。手を回す中でメリハリが出来る。

水上は1・2とゆっくり、水中は速く

最後に立ち方!!これは重要なので最初に覚えます

浮いた状態から手と足を近づけて丸くなり潜る、

必ず足が床に着いてから顔を上げる

浮いた姿勢から
丸まって
足ついてから立つ

浮いた状態から立つために、どうにかしようとすると

パニックになってしまうので

必ず潜ってから立つことを心がけましょう!!

【まとめ】

背泳ぎの手が難しい理由

簡単に説明させていただきました。

手が曲がりやすい!指先遠く回すや

耳を擦るなど感覚を確認することにより

解決しましょう

手を回す時に水が鼻から入るは

呼吸のタイミングと、目線を少し足先にむけ

鼻先を下に向けてあげることで

鼻から水が入ることへの予防ができます。

足が重たく下がってします!

手の位置を変えることで重心のバランスをとり

身体を水面にある程度沈めることにより浮力を得られます

手の平は水面下に、指先は曲げて少し持ち上げるのも重要!

簡単なポイントですが

最初は恐怖が勝ってしまい間違ったことをしやすいです。

感覚を大事にして進む力を得ましょう!

いつでも呼吸が出来るので

安心して泳げますが呼吸のタイミングも覚えましょう。

溺れてしまうなどの水難事故でも

背浮きは自分を守る最大の武器となります。ぜひ覚えましょう。

あとは水の豆知識

【水の特性】

①浮力がある

浮力により体重による負荷を軽減できます。

腰まで浸かると⇒体重の負荷は50%~60%に

胸まで浸かると⇒体重の負荷は約30%

肩まで浸かると⇒体重の負荷は約10%

普段、陸上でかかる体重負荷が水に入るだけで

こんなにも軽減されます。関節にかかる負荷が減るという事にも

繋がるため、膝や腰が悪い方にも優しい環境です。

②抵抗がある

水の密度は空気の約800倍です

また動きに対する抵抗が大きくなるため、地上のように早く動くことが

できません。早く動かせば抵抗が大きくなり、ゆっくり動かせば抵抗が減ります。

どの方向の動きにも抵抗が掛かるため動きの強化に役立ちますし

水の中で動くだけで普段の生活より強度が上がるため何をしても筋トレとなります。

最高!!

③水温がある

非常に速いスピードで体温が奪われる環境です

そのことにより体温調節機能が鍛えられ、なんと免疫機能の向上も見込めます

水中活動は自律神経にも良い効果があります。

冷たい刺激により体の様々な機構が働き身体を元気にしてくれます

体温維持するためにカロリー消費も多くなりダイエット効果も期待できますね

④水圧がある

水中では常に水圧がかかっています

水中では心臓から送り出される血液量は陸上の1.5倍!!

血液循環が良くなり、水深が深くなると当然水圧も上がるため

ふくらはぎからの血液の戻りが良くなり浮腫みの改善も見込めます

常に水圧がかかっている状態では

自然に息を吐くことが難しく自身の意思で息を吐くことになり

呼吸筋も鍛えることができます。

最近では優秀なギアが沢山あります。

見た目から入るのも、ひとつの手です。いろいろと見てみてください。

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