仕事のスタイルも現場の肉体労働から
ホワイトカラーと呼ばれる座位での仕事が増えております。
座位では椎間板(背骨と背骨の間にあるゼリー状のクッション材)に
かかる圧力が立位に比べて1.4倍もかかります。
これは立位での前屈と同等の圧力です。
それなのに座位って、皆さん無意識で座っていることが多いのではないでしょうか
正しい座り方だけでも学んでください。
姿勢により椎間板にかかる圧力
立位を1とすると
・背臥位(仰向け):0.25
・座位:1.4
・立位で前傾:1.5
・座位で前傾:1.85
・座位で重量物を持ち上げる:2.75
座位が感覚的には楽ですが
身体の中身では、こんなに圧力かかってるんですね…
となると座位って、めっちゃ大事ですよね。
正しい座位、考えてみましょう!!
正しい座位姿勢(椅子)
・膝、股関節の角度が90度になっていること
・足の裏が地面にべったり付いていること
・首、体幹が床に対して垂直に立っていること
簡単に言うと、こんな感じです。
この姿勢を取れると
腰の筋肉(脊柱起立筋)だけでなく腹筋も使い姿勢を取ることができます。
では、この姿勢は、どのように作るのか
ひとつひとつ見ていきましょう。
姿勢の作り方
①まずは座ったら、手の平を、お尻の下に入れる
②お尻を左右に動かして手の平に尖がった骨(坐骨)が当たるのを感じる
③坐骨を前に見せるように動かす(骨盤が後傾して背中が丸まる)
④坐骨を後ろに見せるように動かす(骨盤が前傾して腰が反る)
⑤坐骨を動かす感覚がつかめたら、坐骨を真っすぐ床に向ける
※これで腰の筋肉と腹筋をバランスよく使い座ることができる
坐骨(体のポイント)を意識できるので自分で正しい姿勢がとれているか確認できる
更にプラスアルファ、PC作業での意識
①肘は身体の真横に来るようにする
※肘が体から離れると腕を支えるために肩部が緊張する
②顎と胸の間に自分の握りこぶし1個入る隙間を作り
頭の天辺を遠くに引っ張っておく
※目線が下がると背中が曲がる
目線が上がると背筋が伸びる
この首の反射が存在するので、目線大事です
まとめ
常に、この姿勢を取り続けるのは
本当に難しいです。しかし正しい姿勢の作り方を
知っていると姿勢、治せるんです!!
みなさんも正しい姿勢作ってください。
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